Kindleの購入を考えている人の中には、「Kindleってカラー表示できるの?」と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
電子書籍でフルカラーの雑誌を読んだり、カラー版のマンガを読むなら、カラー表示できないと困りますよね。
目次
Kindle電子書籍リーダーはモノクロ表示のみ
残念ながら、現在販売されているKindle電子書籍リーダーは、すべてモノクロ表示のみになります。カラー版の電子書籍を買っても、白黒でしか読めません。
Kindleの画面は、「e-inkスクリーン」と呼ばれる特殊なディスプレイ構造をしています。
e-inkスクリーンとは、「電子インク」を使って画面を表示する技術のこと。
スマホやタブレットなどの液晶画面は、光を明滅させることで色を表示していますが、e-inkスクリーンは白黒の色がついた微細な粒子を、電気信号で制御して画面に映し出しています。
元々色がついている粒子を表示させているため、モノクロ以外は表示することができないんですね。
一応、技術的にはフルカラー表示可能な電子インクも存在するようですが、まだコストが高く、Kindleに採用するに至っていないようです。
カラー表示で読みたいならFire端末がおすすめ!
Kindleと同じくAmazonが販売している商品で、『Fireタブレット』があります。
FireタブレットはiPadと同じく、ネット閲覧が楽しめたり、いろんなアプリを入れたり、音楽や動画を再生したりといったことが可能。もちろん、電子書籍を読むこともできます。
Fireタブレットはフルカラー表示されるので、カラーで電子書籍を読みたいならこちらがおすすめです。
Fireタブレットの特徴は、なんといってもコストパフォーマンスの高さです。
人気モデルの『Fire HD 8』は、8インチのディスプレイとクアッドコア1.3GHzという処理性能で、動画再生でもサクサクと動いてくれます。
しかも本体価格は10,980円という破格の値段。
iPadが4万円くらいするのと比べると、圧倒的にコストパフォーマンスに優れていることが分かります。
Amazonプライム会員であればさらに安く購入できる場合もあるので、「ずっとスマホで動画を観てたけど、そろそろタブレット端末が欲しい」という人はFireタブレットがおすすめです。
どの端末を買ったらいいかわからないという人は、「参考Fireタブレット全モデル徹底比較!おすすめの機種やお得に購入する方法を紹介」もご覧いただけたらと思います。
Kindleはモノクロ表示しかできないが、目には優しい
先にも述べたように、Kindleはモノクロ表示しかできません。
しかし、Kindleのe-inkスクリーンは「液晶画面に比べて目に優しく、紙の本のような読み心地がある」という利点があります。
現代人にとって目の疲れの大きな原因は、スマホやパソコンから放出される「ブルーライト」にあるといわれています。
ブルーライトとは紫外線に近い青色の光のことで、波長が長い分、目への負担も大きいんです。
Kindleのディスプレイは色のついた粒子を直接表示しているため、それ自体は発光せず、ブルーライトも発しません。
自然光で読むことができ、長時間の読書でも疲れにくいという特徴があります。
フルカラー雑誌を読んだり、カラー版のマンガを読んだりなど「どうしてもカラーディスプレイじゃないとダメ」という場合を除いて、小説やビジネス書などを長時間読むのであれば、スマホやタブレットではなくKindleをおすすめします。
Kindleが目に優しい理由については、「参考Kindleは目が疲れにくいって本当?目に優しい理由とは?」に詳しく書いているのでこちらもご覧ください。
まとめ:カラー表示ならFireタブレット、モノクロ表示ならKindleがおすすめ!
電子書籍をカラー表示で読みたいならFireタブレットを、モノクロ表示でも問題ないならKindle電子書籍リーダーを購入するといいでしょう。
カラー表示はできなくても、Kindleの読みやすさはスマホやタブレットとは比べ物になりません。日々の読書が快適になることを考えれば、絶対におすすめできる商品です。
「どのKindle端末を買えばいいの?」という方は、「参考Kindle全モデルを徹底比較!各機種の違いやおすすめモデルも紹介!」の記事を参考にしていただければと思います。