「KindleかiPadのどっちを買うか迷っているんだけど、どっちがいいの?」「KindleとiPadってそもそも、どこがどう違うの?」
こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。KindleとiPadではできることや特徴がまったく異なるので、用途にあった端末を選ばないと後悔することになるかもしれません。
そこで今回は、KindleとiPadの違いについて解説したいと思います。それぞれの特徴をしっかりと把握し、使いたい機能に応じて端末を選んでみてください。
目次
KindleとiPadの違いって?
KindleはAmazonが販売している電子書籍リーダーです。Kindleストアで購入した本やマンガ、自分でスキャンしたPDFデータなどを読むことに特化した端末で、日本はもちろん、世界中でもっとも普及している電子書籍リーダーになります。
スマホやタブレットのようにアプリケーションを入れることはできず、動画再生や音楽再生もできません。基本的には、“読書専用”のマシンです。
Kindleを使ったことがない人からすると、「読書しかできない端末がどうしてそんなに人気なの?」と不思議に思われるかもしれませんね。ここがKindleのすごいところ。
「e-ink(電子インク)」と呼ばれる特殊なディスプレイ技術により、長時間の読書でも疲れにくく、紙の本と同じような感覚で読むことができます。
数千冊のビジネス書や小説を保存でき、軽量なので片手でも読書が楽しめます。本自体もKindleストアで簡単に購入&インストールできるので、普段からたくさん本を読む読書家の人たちに愛されている商品です。
iPadは、ご存じiPhoneやiMacを販売しているAppleのタブレット端末。
基本的なインターフェースはiPhoneとほぼ同じなのですが、大画面で動画やネットを観れたり、さまざまなアプリをインストールして楽しむことができます。
スマホと同じく、アプリ次第であらゆることができ、ゲームや音楽、映画、ビジネスツール、イラスト作成など多様な活用方法があります。
ただし高性能な分、Kindleと比べると価格も高く、安いモデルでも約4万円、高いモデルだと9万円以上するものもあります。
Kindleの特徴
e-inkスクリーンで目に優しい
Kindle最大の特徴である「e-inkスクリーン」。特殊な電極操作によって画面に電子インクを表示させる技術で、紙の本のように精細な文字表示が可能です。
スマホやタブレットとは違いバックライトを使っていないので、長時間読んでいても目が疲れづらいのが特徴。
モノクロ表示しかできませんが、コントラストもはっきりしているため、紙の印刷物と同じような感覚で読み進めることができます。
バッテリーが長持ち
e-inkスクリーンは表示を切り替えるときにしか電力を使わないので、非常に省エネな仕組みです。
それゆえに、Kindleはバッテリー持ちがいいのも特徴。通常利用(一日に1~2時間程度の使用)であれば、2~3週間は平気で持ちます。
スマホやタブレットは1日で充電が切れてしまうことも多いので、これだけバッテリー持ちがいいのは嬉しいですね。カバンに入れっぱなしにしておいても、週末に1度充電すれば問題ありません。
画面が反射しないので日光の下でも読める
e-inkスクリーンは画面が反射しないため、日光の下でも読むことができます。まさに、紙の本と同じような感覚です。
スマホやタブレットを外で使っていると、どうしても画面が反射して気になってしまいますよね。バックライトをガンガンに明るくしないと見えなかったり。
バックライトを明るくするということは、それだけブルーライトの放出量も上がり、目への負担も大きくなります。
Kindleなら画面反射もおこりません。公園やカフェテラスなど外で読書する機会が多い方は、Kindleをおすすめします。
軽量かつコンパクト
KindleはiPadに比べて、本体重量が軽いのも特徴です。モデルによって重量は違いますが、一番重たい『Kindle Paperwhite』で205g、一番軽い『Kindle(無印)』は161gしかありません。9.7インチiPadが469gなのと比べると、その差は歴然です。
軽量モデルのiPad mini4ですら、298gあります。
電子書籍を読むなら、端末の重さは重要です。読書中、長ければ1時間、短くても20~30分ほど端末を持ち続けることを考えると、やはり軽量でコンパクトなKindleに分があるでしょう。
Kindleの方が価格が安い
上記でも紹介しましたが、iPadに比べるとKindleの方が価格は安くなります。9.7インチiPadが37,800円なのに対し、一番人気の『Kindle Paperwhite』は14,280円と半分以下の価格です。
Kindleの最上位モデルである『Kindle Oasis』ですら33,980円なので、価格面だけでいうとKindleの方が圧倒的に安いといえます。
もちろん、iPadのほうがアプリのインストールや動画鑑賞などさまざまなことができ、高性能です。しかし”電子書籍を読む”ということに絞って考えるなら、Kindleのほうが価格面でもおすすめといえるでしょう。
iPadの特徴
さまざまなアプリを入れられる
iPadはタブレット端末なので、スマホと同じようにさまざまなアプリがインストールできます。iPhoneに比べると画面が大きい分、動画鑑賞にも向いていますね。
端末の性能も高いので、これまでは難しかった動画編集や複数のアプリケーションを同時に使うマルチタスクなんかも可能です。
また、Kindleアプリを入れれば、iPadで電子書籍を読むこともできます。上記でも述べたとおり、端末の重さやディスプレイの品質から、読みやすさはKindleに劣りますが。
Kindleよりも用途が幅広いので、1台でいろんな使い方をしたいならiPadがおすすめです。
KindleとiPad、結局どっちを買えばいいの?
Kindleがおすすめな人
「電子書籍を読む」という用途を考えているなら、圧倒的にKindleをおすすめします。「普段はスマホで電子書籍を読んでるんだけど、目が疲れるんだよなぁ・・・」なんて方は、Kindleを購入するときっと感動するはず。
価格も安いので、本を読む習慣がある人なら1台は持っていても損はありません。
iPadがおすすめな人
「スマホで映画やYoutubeを観てるけど、もっと大きな画面で見たい」「スマホでやってる作業を効率化したい」という人であれば、iPadがおすすめです。
iPadでもKindleアプリを入れれば電子書籍を読むことは可能ですが、使い勝手はあまりよくありません。じっくりと読書を楽しみたいのであれば、Kindleをおすすめします。
まとめ:電子書籍を読むならKindle一択!
Kindle、iPadどちらも良いところがありますが、「電子書籍を読む」という用途ならKindle以上に優れた端末はありません。一度使ったら手放せないくらい、使い勝手のいい電子書籍リーダーです。
初めての購入であれば、価格と性能のバランスがいい『Kindle Paperwhite』をおすすめします。一番人気の商品なので、ケースやアクセサリーの種類も豊富なのも高ポイントです。