Kindleの一部モデルには、Wi-Fiに加えて3G回線が使えるものもあります。
3G回線つきモデルを選べば、外出先などWi-Fiが使えない場所でも、電子書籍を購入したり、ダウンロードすることが可能です。
ですが当然、3Gつきモデルは価格も高くなります。
「本当にお金を上乗せしてまで3G回線は必要なのか?」と気になる人も多いでしょう。
そこでこの記事では、Kindle電子書籍リーダーの3Gモデルの必要性について考えていきたいと思います。
目次
Kindleの3G回線に関する基本情報
「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+3Gモデル」の価格差は?
まずは通常の「Wi-Fiモデル」と、「Wi-Fi+3G回線モデル」の価格差から見ていきましょう。
『Kindle Paperwhite(キャンペーン情報なし)』の場合、Wi-Fiモデルが15,280円、Wi-Fi+3Gモデルが20,480円となっています。その価格差は5,200円。
最上位機種である『Kindle Oasis(キャンペーン情報なし、32GB)』は、Wi-Fiモデルが34,980円、Wi-Fi+3Gモデルが40,980円です。価格差は6,000円。
つまり、5,000〜6,000円上乗せすれば、3G回線をつけられるということですね。
ちなみに、3G回線は電話代のように毎月回線料を請求されることはありません。回線自体は無料で使うことができます。
Kindleの3G回線で出来ること
Kindleストアで購入した電子書籍は、一度Kindle本体にダウンロードしなければ読むことができません。
当然のことながら、ダウンロードするにはKindle本体がインターネットに繋がっている必要があります(一度ダウンロードすれば、そのあとはオフラインでも読むことが可能です)。
Wi-Fiモデルの場合は自宅など無線LAN環境があるところでしかダウンロードできませんが、Wi-Fi+3Gモデルであれば外出先など場所を選ばずにいつでもダウンロード可能になります。
Kindleの3G回線が必要な人
以下のような人は、「Wi-Fi+3Gモデル」を購入した方がいいかもしれません。
- 自宅に無線LAN環境がない
- 外出先でも電子書籍を購入・ダウンロードしたい
まず、自宅に無線LAN環境がない人はWi-Fi+3Gモデルを購入したほうがいいでしょう。
一応、無線LANがなくてもパソコンとKindleをUSBケーブルで接続して、本をダウンロードすることも可能ですが、新しい本を買うたびにUSBで繋げるのは結構面倒臭いです。
自宅でWi-Fiが使えない人は、3Gモデルを購入しましょう。
ちなみに、スマホのテザリング機能や、モバイルルーターのWi-Fi機能でもKindeをネットに繋げることは可能です。
また、外出先でも電子書籍をダウンロードしたい人も、3Gモデルがおすすめ。
特にマンガなどは「早く続きが読みたい!」と外出先でも次の巻を購入する場合も多いため、Kindleでマンガを読みたい人は3Gがあると便利だと思います。
逆にいうと、「自宅に無線LAN環境がある」「本は自宅でしかダウンロードしない」という人は、値段が安いWi-Fiモデルで十分でしょう。
3G回線は通信速度が遅いので不便
「3Gモデルなら外出先でも電子書籍がダウンロードできる」と上述しましたが、注意点もあります。
3G回線は、Wi-Fiに比べて通信速度がかなり遅いです。
テキストベースの小説やビジネス書なら3G回線でもストレスなくダウンロードできますが、データ容量の大きいマンガをダウンロードする場合は、3G回線だとその遅さにイライラすること必至。
Kindleでマンガを中心に読みたいと考えている人は、あまり3Gモデルは向いていないかもしれません。
まとめ:基本的にはWi-Fiモデルで十分!
「自宅に無線LAN環境がない」「外出先で小説やビジネス書をダウンロードしたい」という人でない限り、Wi-Fiモデルで十分だと思います。
カフェなどの公共無線LANでも電子書籍はダウンロードできるので、Wi-Fiモデルでもそれほど不便は感じません。