Kindleの上位機種として長らくラインナップされていた『Kindle Voyage』が、最近になって「Amazonで買えなくなった」という情報を耳にします。
ページめくりボタンや明るさ自動調整機能など、下位機種にはない便利な機能が搭載されているので、購入したいと考えている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、『Kindle Voyage』がラインナップから消えた理由について考えていきたいと思います。
2018年8月ごろから買えなくなっている
『Kindle Voyage』がAmazonサイトから消えたのは、2018年8月下旬ごろ。
それまではKindle電子書籍リーダーのラインナップに、『Kindle』『Kindle Paperwhite』『Kindle Paperwhiteマンガモデル』『Kindle Voyage』『Kindle Oasis』の5機種が掲載されていたのですが、ある日を境に『Kindle Voyage』が消えてしまいました。
2018年9月現在、一応『Kindle Voyage』の商品ページは残っていますが、「この商品は現在お取り扱いできません。」の表記が。
単純な在庫不足の場合は、「○月○○日に入荷予定です」と表記されるので、おそらく今後は入荷されることはないのでしょう。
米Amazonでも同様に、7月末ごろから購入できなくなったとのこと。海外Amazonからも『Voyage』は消えていっているようです。
『Oasis』の発売で、『Voyage』の立ち位置があいまいになった
『Kindle Voyage』が日本で発売されたのは、2014年11月です。
当時は『Kindle』『Kindle Paperwhite』にはない「ページめくりボタン」や明るさの自動調整機能、軽量化などの機能的優位があり、Kindleシリーズの上位機種としてラインナップされていました。
『Paperwhite』よりも価格は高いものの、ほとんど変わらないサイズで便利な機能が多数搭載されていたので、人気のある商品でした。
ところが、2年後の2016年4月に、最上位モデルである『Kindle Oasis』が発売されます。
高解像度化や片手持ちの利便性アップ、ストレージ容量の増加など、『Voyage』以上の性能を持つ『Oasis』。さらにその翌年に発売された『Kindle Oasis(第二世代)』には、Kindleシリーズ唯一の防水機能まで搭載されました。
高解像度・防水機能・高ストレージと、まさに最上位モデルにふさわしい性能を持つ『Oasis』の登場で、『Voyage』の影は一気に薄くなってしまったのです。
『Voyage』と『Oasis』の価格差も6,000円程度しかなく、わざわざ『Voyage』を選ぶメリットは無いとも言えます。
販売側からしてもユーザー側からしても、『Voyage』の位置付けがあいまいになったことが、今回のラインナップ削除の原因ではないでしょうか。
今後、『Voyage』の後継機が発売されるかは不明
今のところ、『Voyage』の後継機が発売されるとの情報はありません。
海外サイトの情報によると、「今後はエントリーモデルの『Kindle』、ミドルクラスの『Paperwhite』、ハイエンドモデルの『Oasis』の3モデルで展開される可能性が高い」とのこと。
かなり高い確率で、『Voyage』は”お役御免”となりそうです。
まとめ
『Voyage』がラインナップから消えたことで、これからは『Kindle』『Paperwhite』『Paperwhiteマンガモデル』『Oasis』の4機種から選択することになります。
おすすめとしては、初めてKindleを購入するなら『Paperwhite』を、資金に余裕があり、防水機能や片手持ちに特化した最上位モデルが欲しいなら『Oasis』を選ぶと良いでしょう。
各モデルの性能について比較したい方は、「参考Kindle全モデルを徹底比較!各機種の違いやおすすめモデルも紹介!」もご覧いただけたらと思います。